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桃と梨
こんにちは。
ミドリ薬品漢方堂
国際中医専門員の阿部です。
8月7日から、「立秋」を迎えました。
まだまだ暑い日が続きますが、暦では秋です。
果物では、 “桃” や“梨”が美味しい時期ですね。
甘くてみずみずしくて美味しいですよね!
基本的に果物は、身体を冷やすものがほとんどですが、桃は、果物の中でも珍しく温めてくれる “温性 ”。
胃腸が弱い方でも安心して食べられます。
潤いとエネルギーを補い、血の巡りをよくします。
消化を促進し、肺を潤します。
桃の種は血の巡りをよくする漢方薬の生薬として使われているんです。
生薬名は 「桃仁(とうにん)」 。
葉は、外用であせもなどの皮膚炎に使われています。
桃の保存方法は、ポリ袋にいれて冷蔵庫の野菜室で保存します。
少し長持ちさせたい方は、1個ずつラップで包み緩衝材を被せ、ポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。(4~5日ほど)
熟す前に食べきるのがおすすめですが、桃が硬い場合は、風通しのいい所で常温で追熟させてから食べるといいですよ。
<桃のアイス>
桃のアイスを作ってみました!
アイスを食べたくなってしまう方は、桃のアイスを選んでみるのもいいですね。
温めてくれる温性の桃なので、少しは負担を減らせるかもしれません^^
これから乾燥していく時期にぴったりな 「梨(なし)」。
肺を潤して咳や痰をしずめる働きがあります。
酒毒を解消する働きもあるので、お酒好きな方は二日酔いにもいいですよ。
喉の炎症に“梨”
喉の乾燥からくる痛みを伴う喉の炎症にも◎
梨は涼性で冷やすので、胃腸が弱い方、冷えがある方は少し生姜を入れるのもいいですね。
ですが、喉の痛みがある時は、生姜は入れずに梨をそのまま食べましょう。
<梨とレモンと氷砂糖で作ったコンポート>
秋の養生は、早寝早起き。
これから乾燥の季節に入っていきます。
秋は 「肺」 の季節ですが、肺には白い食材がおすすめです。
ゆり根、白ごま、白木耳、梨、豆腐、白菜、山芋、れんこん、松の実、豚肉など。
まだまだ暑いですが、秋に向けて少しずつ切り替えていきましょう。



