秋から冬に備えての過ごし方

こんにちは。

店長の阿部です。

徐々に昼が短くなり、夜が長くなり、一気に涼しくなってきました。

秋の節気は8月7日頃から11月7日頃までの3ヵ月間。

陰気が強くなる秋は、物悲しい季節と中医学では昔から言われており、気持ちは落ち込みやすく憂鬱や悲しみなどにとらわれやすくなります。

引き続き発汗はできるだけ控え、潤い食材を取り入れましょう。

10月8日頃の節気は寒露(かんろ)を迎えました。

野山は晩秋の色彩が色濃く、朝晩は寒気を感じ始めます。

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中医学では四季の養生の中で、「春、夏は陽を養い、秋、冬は陰を養う」と言われています。

この時期は、乾燥、風邪の気に人体を侵しやすく、肺の陰の精を傷つけることになり、養生が適切でなければ、のどの渇き、鼻の渇き、皮膚の乾燥などが現れます。

気候がだんだん寒くなり、日照時間が短くなり、風が吹いて落葉するため、物寂しさを感じ、憂鬱な気持ちになり気分も落ち込みやすい時期です。

対策としては、肺や喉を潤す食材をとり、早寝早起きを心がけ、遅く寝ても早く起きましょう。

悲しみの感情に流されず、心配する気持ちを発散させ、ゆっくりとおだやかな気持ちで過ごすように心がけることが大切です。

秋の燥を補う食材

豚肉、豆腐、白ゴマ、ホタテ、白菜、卵、リンゴ、栗、など。

肺の働きを助ける食材

長芋、ゆり根、柿、松の実、リンゴなど。

気と陰を補う食材

栗、芋、れんこん、ぶどう、りんご、はちみつ、黒ゴマなど。

生姜、ニラ、ネギ、ニンニク、唐辛子などは温める食材ですが、温まると乾燥しやすくなるので食べすぎに注意してくださいね。


10月24日頃は霜降(そうこう)を迎えます。

夜間の冷え込みが激しくなり霜が降り始め、露が霜に変わり、冬の気配を感じられます。

秋の最後の節気で、秋から冬へと移り変わる時期です。

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霜降は寒気が入り冷たく乾燥してくるので、寒さの刺激で胃腸の病気にかかりやすく再発しやすい時期と言われています。日常生活での養生にとくに気をつけましょう。

中医学では、前の季節の養生が今の体調を作ると考えます。

冬に調子が悪くなる方は、秋のうちにしっかり養生していきましょう。

身体を守る衛気(えき)はおもに食べ物から脾胃(胃腸)で作られます。

胃腸に負担をかける油っこい食事や味の濃い物、生もの、冷たいもの、水分の摂り過ぎは脾胃を弱らせ、外敵から守る力が弱くなり、風邪にもかかりやすくなります。気の働きが悪くなると気分も落ち込みやすくなるので胃腸を整えることも大切です。

気を補う食材

きのこ類、お肉類、えび、山芋、栗、さつまいも、じゃがいも、かぼちゃなど。

冬の寒さに備えてイモ類、栗、かぼちゃなどを摂り元気を養いましょう。

胃腸が弱っている場合は、お肉などはさけて野菜やきのこ類がおすすめです。

辛い物は食べすぎると人体の陰の精を傷つけやすいと言われています。

多量の唐辛子、生姜、ニンニク、ネギなどは身体を温めてくれる食材ですが、あたたまると乾燥もしやすくなり、潤いが消耗されてしまいます。

必要なのは少量の薬味やネギ。呼吸器系や肺を強く保てます。

刺激物のとりすぎには気をつけて、大量に汗をかくようなことは避けましょう。

肺の乾燥によって便秘や皮膚の乾燥などもおこりやすい時期です。

腸内に熱がこもると便も乾燥し、出にくくなります。

お酒の飲みすぎも乾燥の原因になりますので気をつけてくださいね。

乾燥を防ぎ、肺を寒さから守る食材

・もち米、クルミ、黒ゴマ、山椒、はちみつ、ネギ、生姜、陳皮など。

・さつまいも、なつめ、豆腐、イカ、牡蠣、トマト、牛乳など。

・ほうれん草、山芋、カシューナッツ、梨、ぶどう、ゴマ油、はちみつ、豚肉、すっぽん、卵、松の実、白きくらげ、クコの実など。


霜降の養生は

おだやかな気持ちで過ごし、過度の疲労を避け、適度に体を鍛え胃腸の血流を改善し、食べすぎを控えて、寒さを防ぎ温かい秋風に負けない服装をしましょう。

少しずつ厚着をしていくと徐々に寒さへの抵抗力ができると中医学では言われています。冷えと乾燥には気を付けて冬に向けての体づくりをしていきましょう。

秋から冬までの養生

・冷たいものは避けて温かいものを。

・汗をだらだらかくような運動は避けて、軽い運動をしましょう。(大量の汗をかくと体から潤いが奪われます。)

・長風呂、サウナ、ホットヨガなど過度な発汗には気をつけてください。

・生姜、ニラ、ネギ、ニンニク、唐辛子など刺激物の取りすぎには気をつけましょう。

・早寝早起きで日中に太陽を浴びましょう。

・肺をしっかり保つにはしっかりと深呼吸しましょう。

・十分な睡眠をとりましょう。

・食欲の秋ですが、暴飲暴食は控えましょう。

・食べ物は乾燥を防ぎ、気を補う食材、肺を冷気から守る食材をとりましょう。

・冬に向けて少しずつ厚着をしていきましょう。

霜降は秋から冬に移り変わっていく時期。

そろそろ冬物を出す準備が必要ですね。

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お芋が好きでよく食べるさつまいもご飯。

この日の夜ご飯は、さつまいもご飯、白菜の白ごまあえ、鯖味噌缶と大根の煮物、キノコと三つ葉のお味噌汁でした。

・さつまいもは胃腸を元気にし、疲労を回復、便通をよくする。

・黒ゴマは、血を補い、足腰を強くし、潤いをもたらす。

・鯖は血流をよくし、気血を補い、胃腸も整えます。

鯖缶をよく料理に利用します。切った大根を少量の油で炒める、お酒、しょうゆ、みりん、お水を少し入れて煮る。大根が柔らかくなったら鯖味噌缶を汁ごと入れて煮る。

焼き芋も優しい甘みで胃腸も元気になりますよ。甘いものが欲しくなった時にもおススメです!