ストレスを受けやすい人ってどんな人?自分がそのタイプならどうすればいいの?

こんにちは。店長の櫻井です。

今回はストレスを受けやすい性格タイプと、それらタイプ別ストレス対策についてお話したいと思います。

人には、ストレスを受けやすい、溜めやすい性格というのがあります。同じ環境で暮らしていても人によって全くストレス度合が違います。ストレスを受けやすい人には、

①野心家で負けず嫌い、イライラしがちなタイプA
②落ち込みやすく劣等感の高い、自己否定タイプ
③NOといえない控えめな良い人タイプ

の3つのタイプがあるといわれています。

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① タイプA行動パターンの人

心理学で、タイプAパーソナリティーと言いうと、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患になりやすい性格傾向を指します。タイプAの人は、挑戦的で出世欲が強く、負けず嫌いで、何もしないでゆっくりする事が嫌いなタイプの人です。

このタイプは、とにかく無駄な事が嫌いで、常に時間に追われている忙しい人です。他人のペースに合わす事が嫌いで、信号待ち、運転、グループの仕事の進み具合など、さまざまな場所でストレスを感じます。

ちなみに、タイプAとは反対の性格傾向で、マイペースでリラックスしていて、非攻撃的な行動・性格をタイプBパーソナリティーと言います。タイプAはタイプBに比べて、2倍心臓疾患にかかりやすいという報告があります。

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②落ち込みやすい、自己否定型

失敗はすべて自分が悪く、成功はたまたま運が良かっただけと考えてしまう自己否定型もストレスを受けやすいタイプの一つです。一見とても謙虚で良い性格のように見えますが、このタイプの人は自分の評価がとても低く、何に対しても自信がない性格なので、自らの成功も認められず、常に客観的に自分を否定してしまっているタイプです。

「あの時なんでこうしなかったんだ。」
「また自分のせいで失敗してしまった。」

成功に対しても、

「もっと努力していればもっと良い結果がでたはずなのに」
「彼(彼女)ならもっとうまくやれたはず」

と、後悔と自責がとにかく付きまとってしまうタイプです。このタイプは日本人に多いと言われていますが、皆様にも思い当たる節がありますか。

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③控えめな良い人

言い換えれば、「断るのが不得意な人」です。周りの顔色や評価を気にしてしまい、必要以上に自分の感情をコントロールして、自己表現がうまく出来ない人です。このタイプは、「控えめで、聞き上手な“良い人”」と思われることが多いかもしれませんが、ホントはYes/Noをはっきり言えないことで悩んでいることの方が多い様です。

出来ないことも出来ると言ってしまい、不必要なストレスを抱え込んでしまうタイプなので、これらの特徴が見られる人は、本人が気付かない間にストレスを溜めこむ傾向にあります。

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ストレス対策

上記のタイプ別のストレス対策のお話をする前に、全般的なストレス対策のお話をしましょう。

ストレス手帳で傾向と対策を知る

ストレス対策ではまず、自分が何に対してストレスを感じるのかを特定し、そのストレスに対してどのような発散方法をとっているかを知ることが大切です。そうすることで、自分のストレス傾向が解ります。傾向が解れば、次は対策が打てます。

傾向と対策を模索するには、ストレス手帳をつけることが効果的ですので、その方法を説明します。

①ノートの真ん中に線を引きます。
②左に今日起こったストレスイベントをメモします。
③そのストレス度合いを1弱―5強で評価します。
④次にその右側に、そのストレスに対して行ったストレス発散方法とそれによってどれだけストレス度合いが低下したかをメモします。
例えば、 

仕事で理不尽な叱責を受けた4 | 友達に電話で愚痴った 2

という具合です。こうすることで自分がどういったタイプのストレスに対して敏感なのか、そしてどういったストレス発散方法のパターンを持っているかがわかります。

ストレス対策で重要なのは、可能な限り自分が感じやすいストレスを回避することですが、ほとんどのストレスは、自分がコントロール不可能な事象が絡んでくるので、避けるのも簡単ではないので、ストレス発散方法を可能な限りポジティブなものにすることが重要です。

例えば、仕事で理不尽な叱責を受けた時に、友達に話してスッキリするのは、もしかしたら友達はちょっと迷惑だったかもしれませんが、比較的良い、ポジティブなストレス発散方法といえます。ポジティブなストレス発散方法とは、他人も自分も傷つけないストレス発散方法です。物や人にあたったり、お酒を大量に飲んだり、大量に食べたりすることは、自分や周りを傷つけていることになりますので、良い発散方法とは言えません。大量の買い物も、新たな経済的ストレスを生み出さない限りは、ベストではなくとも、良い方法といえます。

大きく伸びをする。空を見上げる。力を抜く。スポーツをする。写経や瞑想をするなど何か自分に合い、尚且つ健全な方法がきっとあるはずです。それを一つでも多く持つことがストレス社会を生き抜く上で必要なスキルです。

では、それを踏まえてタイプ別の対策を見ていきましょう。

タイプAの対策

イライラしてしまう方は、鏡などで自分の顔をみてください。眉間に深くしわが寄っていませんか?

人がストレスを感じた時一番に緊張する箇所は、意外かもしれませんが、おでこの周辺だといわれています。ストレスを感じるとおでこを中心に、こめかみから首筋にかけての筋肉が緊張し、周辺の血流量を低下させ、肩凝り、頭痛などさまざまな症状を引き起こす原因となります。

ではまず、大きく息を吐いて力を抜き、リラックスしてください。手元に鏡を置いて、顔や首元に無駄な力が入っていないかどうかチェックして、入っていたら少しでも動かし、力を抜く習慣を身に着けてみてください。

このタイプの方は緊張を解く方法を忘れてしまっている場合があります。そんな時は、『漸進的弛緩法 』(クリックすると大阪府こころの健康センターのPDFが開きます)というのを試してみてください。一部の筋肉に集中し、その筋肉だけを力を入れて引き締め、その後緩めるというリラックス方法です。

簡単に方法を紹介します。
寝ても座っても結構ですので、リラックスできる体勢を作り、まずは右足の太もも、そして左足、お腹、右手、左手などと一部分ずつ筋肉を緊張させ、緩めていきます。この時、ほかの筋肉に力が入らないようにすることが大切です。

人に合わせるのが苦手なこのタイプの人は常にイライラしている事が多いようです。イライラは更なるストレスを招きます。

いつも深呼吸をお忘れなく

7つ数えながらゆっくりと息を吐き方の力を抜きます。そして鼻から空気を大きく吸い込んで、口から深く息を吐いて、おでこと肩の力をさらに抜きましょう。一息一息づつ、身体の力が抜けていくイメージです。まずおでこのしわから取りましょう。貴方が思うほど急がなくても、なるべき事は事はなされますし、急いても結果はそう変わらないことが多いはずです。

落ち込みやすい人 の対策法

このタイプの人の問題は『自己否定』です。自己否定を繰り返す事によって、神経、内分泌系のバランスが崩れ、さらに自責の念が心に負担をかけ、疲弊させます。

このタイプはまず自己否定をなくす事が先決です。それには小さな事でも自分を褒めるようにしてください。そのためには、些細な事でも「良くできた」とこころの中でつぶやくようにしてみてください。自分を褒める事はけっして悪い事ではないことをまず受け入れてみてください。

それでも自己否定を止められない方には、「”止まれ”サインテクニック」をお勧めします。これは自己否定を始めた瞬間に、道路標識の赤い止まれサインを思い浮かべ、その時点で「~するべきだった」などの自己否定的な考えをやめてしまうテクニックです。癖になった否定の考えは何回も浮かんでくるのでその都度止めてください。自己否定からは一切良い結果は生まれてきません。

そして、心の不調和を生み出す原因にしかならない、「もっと~すべきだ」、「~すべきだった」は使わないようにして、「~する」という思考と言葉に変えましょう。

それでもまだ否定的な考えは浮かんで来るときは、手首に輪ゴムをはめ、自己否定を始めた瞬間にぱちんと弾き、痛みでそれを消すという少々荒っぽいテクニックもあります。止まれサインが効かない場合は試してみてください。

控えめないい人の対策法

このタイプの特徴は、人に嫌われる事、自分の評価を下げられる事をとにかく嫌います。また、協調を重視しすぎ、周りの目を気にしすぎ、自分の意見を言えなくなってしまっているとも言えます。

このタイプの方が忘れてはいけないのは、自分の意見を言う事は人に嫌らわれる事とは違うということです。誰しも自分の意見を嫌みなく伝えるためには、ちょっとした勇気とテクニックが必要ですが、それと嫌われる事はやはり別です。

協調を重視し過ぎるあまり、なにも言えなくなってしまい、結果的にたくさんの、しかも誰もやりたがらない仕事を背負う羽目になる。そして一度「押しが弱い人、断られない人」というレッテルを張られると、不思議とどんどん難題がその人にまわってきます。必要以上に降りかかる無理難題から自分を守るためにも、自分の意見を言う事はとても大切です。

自分の評価を気にする余り、出来ないことも出来ると言ってしまうことも、やる事を抱え過ぎて、最終的にはパンクしてしまいます。そうなると、心や身体は疲弊し、不眠やうつ、頭痛、腹痛、めまいなどなど様々な症状が出てきてしまいます。自分を守るためにも、自分の意見を伝えましょう。

いかがでしょうか?当てはまることは有りましたでしょうか。ストレスは放っておくと、溜まってしまいますので、溜めこみすぎて爆発する前に、どう解消させるかがとても大切です。では、タイプ別ストレス対策でも溜まってしまうストレスに対して、中医学的観点からおススメを紹介します。

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中医学で考えるストレスと対策

長々と書いてきましたが、ある意味ここからが本題です(笑。

中医学では、ストレスは『気滞』という状態で、気の巡りが悪くなった状態を指します。気を使い、気を配り、気疲れして、気が減ってしまい、体内を巡り、体の調子を整えてくれている、「気」が停滞しているので、気滞です。これを解消するためには、気を補い気を巡らせます。

気を補うには、美味しくて、消化吸収の良い食事、特に野菜のたっぷり入った和食を食べて、そしてしっかり眠ることです。イモ類や米類などには、気を補う力があるとされていますので食事にそれらを摂りいれることが大切です。

気を巡らせるには、『香り』が効果的です。アロマキャンドルをつけてゆっくり入浴するのも効果的でしょう。入浴後は香りのよいボディーローションを使いリラックスします。ストレスで荒れたお肌にも効果的で一石二鳥です。お休みの一時間ぐらい前のカモミールやラベンダー、ミントなどのハーブティーも良いでしょう。もちろん、男性にも良い香りがお薦めです。

気を巡らせる漢方薬は、四逆散や逍遥丸、加味逍遙散、開気丸、半夏厚朴湯、シベリア人参、帰脾湯、加味帰脾湯など、様々な漢方がありますので、体質や症状に合わせたものをおすすめしますので、ご相談くださいね。

中医学的にみたストレスについてもっと詳しく知りたい方はこちらのブログをご参照ください。
□イライラの中医学

ストレスは無くならない。でも健康に生き続けるために

リラックスできる環境を作り、心と身体をリラックスモードに持って行ける、リラックスするスイッチを作る事が大事です。

ストレス対策はとても大事ですが、それ自体が知らず知らずの間にストレスになっていることもあります。例えば暴飲暴食は瞬時の心理ストレスを軽減するかもしれませんが、肉体的にはストレスが溜まってしまいます。感情を爆発させることがストレスの発散になっている人は、周りにストレスを与えることにもなってしまいます。そういったネガティブなストレス解消法を改め、ポジティブなストレス発散方法を見つけましょう。 是非この機会に何か自分に合った心が安らぐ解消法を探してみてくださいね。

一つの例として心がスッキリする方法をこちらに書きましたの、お時間ございます時にどうぞ。
□「心のストレス、マインドフルネス」

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